気温がグッと下がり、立冬がすぐそこまで、やってきています。
秋も、いよいよフィナーレを迎えていますね。
肌寒い朝に、我が家では、お汁粉が定番。
・「お汁粉〜くり、こぶつき」
新豆で作ったあんこで。幸せ感じます。
今年は、コロナ禍で、
和菓子も、外交的で華やかな和菓子というより、
ほっとする家族が喜んでくれる和菓子を
作りたいなぁと、年始に思いました。
そして、シンプルなお菓子の感動の根幹は、
あんこの美味しさだなぁと。
ということで、今年は、あんこの向上を
意識して過ごしてきました。
それに伴い、あんこ作りのレッスンまで、
できたことは、本当に嬉しいことでした。
何より、熱心にご参加された生徒さんに感謝します。
ありがとうございました。
霜月のお稽古は、白あん作り。
手亡いんげん豆、浸水中。美しい白。
この11月に、お陰様で当教室も丸三年を迎えます。
日頃の感謝をこめて、ささやかですが、
お祝いのお干菓子を霜月のお稽古でお配りします。
・「鶴」
この「鶴」の和三盆は、私にとって、和菓子に興味を
もつきっかけとなった特別なお干菓子です。
以前、煎茶道のお茶会に誘われて、次女と伺いました。家元様の傘寿のお祝いの会。
まず、初めにでてきたのが、鶴のお干菓子でした。
白い和三盆に、ちょんとさされた紅。
ここに美しい鶴とお祝いの表現がされている世界に、
心底感動しました。
美しすぎて、そっと、お懐紙に包んで持ち帰り、
電車の中でまた、娘と愛でました。
あの感動の日から、私は、未だに和菓子というものに、魅せられ続けています。
・「祝づくし(鶴、亀)」
私にとって、今へ繋がるきっかけとなったお干菓子を
霜月のお稽古でお配りします。亀もお付けして。
お楽しみに!
ちなみに、来年の霜月のお稽古の夢は、
コロナの状況が、落ち着いていたら、
オープン記念特別回として、
お干菓子作りと煎茶道を愉しむ会を考えています。
乞うご期待!!
ついでのお話。。
生徒さまから、和菓子教室 おけやの名前の由来
をきかれました。
教室では、なかなかお話する時間もありませんので、
今回、恥ずかしながら、お伝えします。
おけやは、私の旧姓から一字とり、つけました。
曾祖父は、かんなの職人だったそうです。
当時、パソコンもないアナログな時代に、
材質の配合などをピタリといいあてるなど、
鍛錬し、熟練の技で、
ひとつごとを全うした人生だったようです。
その精神が宿りますようにと願いを込めたこと。
それと、三年間の闘病の後、亡くなった父。
ベットの上でも、生きることに前向きだった父の命を
全うする姿に人生は一度きりと教えられ、
教室を始めました。
そんな二つの理由から、旧姓から一字もらって、
教室の名前は、「おけや」となりました。
夕焼けの光が、神々しい日。
私の和菓子の恩師、金塚晴子先生から、
和菓子教室は、完全にクローズされるとご連絡が。
教室部門以外では、まだまだご活躍されるとは思いますが、、。
山口百恵さんの音楽プロデューサーでもあった先生。
この感染者が減り、様々が再開する中、
百恵さんのように、とても潔ぎよい決断を。
「ひきぎわの美学」全てにおいて、人生の学びに。
偉大な恩師に、心から感謝し、
その恩師を讃えるような神々しい光が、
私の足元を照らした夕暮れでした。
あっという間に秋のフィナーレです。
精一杯、最後の秋を楽しんでいきましょう🍁。
秋は夕暮れ。
◼️お知らせ◼️
誠に勝手ながら、来年、一月、二月は、教室をお休みさせていただきます。春の桜の季節、三月から再開させていただきます。尚、来年三月の告知は、今年の十二月頃、当ブログにてさせていただきます。
何卒、よろしくお願い致します。
和菓子教室 おけや
★インスタはこちら★→@wagashi_okeya
★★★今後の教室の予定★★★