和菓子教室 おけや

千葉県柏市にて和菓子教室 おけやを主宰しております。季節の和菓子と皆様を繋ぐ場所になれれば、嬉しく思います。

秋分〜お萩と、長月のお稽古と〜

十五夜。とても月がきれいでしたね。

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そして、今日は、秋分の日。

亡き父と母に、おはぎを、お供えしました。

母の形見の菓子器にいれて。

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・おはぎいろいろ

スタンダードなこしあん、きなこ。

お口直しならぬ、おめめ直しのおはぎ、

桜の塩漬け、抹茶、栗、青のり。

もはや、おはぎの域を超えた?おはぎ、

赤紫蘇の実、赤紫蘇。

写真にはないですが、すだちの皮入り白あんも、

美味しかったです。

今日は、父と母に想いを馳せて、心を込めて、

おはぎを作りました。

気持ちとどいたかなぁ。

 

さて、先日は、長月のお稽古でした。

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・長月のお稽古「深山の秋」「蕎麦薯蕷饅頭」

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きんとんは、細かいしべコシで、繊細に。
しべコシから落ちる秋色のきんとん。美しかったです。

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みなさん、ふわっととてもお上手につけていました。 

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自作の竹籠をお持ちになった生徒さん。
とても素敵に盛り付けていらっしゃいました。
感嘆の声が、みなさんから湧いていました。

 

秋が深まると、、やりたくなる事。
自分のきんとんに「菓銘」をつけていただくこと。
「秋のつどい」「秋の庭」「房州の秋」「夜長月」
次々に素敵な菓銘を発表。拍手👏拍手👏でした。

 

「和菓子を通して、自分らしさを出していただくこと。」
私は、この教室で、とても大切にしているので、
長月のお稽古の様々な場面で感じられ、とても嬉しい時間でした。

 

蕎麦薯蕷饅頭は、気温が高く、いつも通りに生地が仕上がらず、苦戦しましたが、皆さん、包あんがお上手で割れずに綺麗にできて、よかったです。

ご参加心からありがとうございました。

 

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教室前日。教室で使ってと、
次女が、ワレモコウを買ってきて、
長女が、風船葛を道端から。

 

妹の友人のピアニストさん。優しくて、感性の人。
時に演奏画像、時に老舗の和菓子情報、時に俳句と、いつも和菓子のアイデアになるようなものを送ってくれます。

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長月のお稽古から帰宅すると、、とっても素敵な和菓子グッズが届いていました。とっても嬉しかったです。

是非、教室で、使いたいと思います。感謝。

 

長月のお稽古の表紙は、清少納言枕草子

現代語訳にしました。

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先日、あまりに外の虫の音が綺麗だったので、
家の電気を消して、窓を開けて、虫の音をきくという時を過ごしました。
何個かの感覚を塞いで、ひとつの感覚に集中すると、

より秋を感じる豊かな時となりました。

便利なものがなかった古の時代の方が、ひとつひとつの感覚が研ぎ澄まされていたのだろうなぁということで、枕草子の世界から、秋を五感で感じていただきたくて。

そんな枕草子の言葉をかりると、「秋は夕暮れ」。

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その通り、、ですね!

秋🍁五感で、味わっていきましょーう。

 

◼️お知らせ◼️

誠に勝手ながら、来年、一月、二月は、教室をお休みさせていただきます。春の桜の季節、三月から再開させていただきます。何卒、よろしくお願い致します。

 

和菓子教室 おけや

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★★★今後の教室の予定★★★

 

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