いつかのKASHIWA MOON。
清少納言の枕草子より。
「夏は夜。月のころはさらなり、
闇もなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。」
(夏は夜がいい。月が輝いている満月のころは言うまでもなく、月が出ていない新月のときでも、ほたるが飛びかっている光景がいい。)
私も、夏は、夜風がとても爽やかで、心地よく、
夜景も美しくて、夜がいいなぁと思います。
手賀沼の向こう岸の家々の幸せな灯り。
・いつかの和菓子「短夜」
夏の夜の優しさをイメージして、黒糖かんと、
家々の灯りをイメージして、黄色に染めたみぞれかん。
夏の夜散歩にて咲いていた、夏の夜に開く神秘的な花。
からすうりの美しさにハッとします。
そんなからすうりを抽象的にイメージして。
・今日の和菓子「小夜曲」
杏入り白あんを求肥で包み、糸飴を纏わせて。
糸飴は、徐々に潰れていくので、夜しか咲かない
からすうりの儚さに重なります。
徐々に夜は明けて、、
日陰の道に、希望を感じる朝の光。
虎屋さんのお菓子「朝の光〜あしたのひかり」
和菓子と歴史のワークショップでのお楽しみ。
毎回、配られる虎屋さんの生菓子。
今回は、夏の爽やかな光の中で、見事に咲いた朝顔の一輪を、しんびき粉を寒天で固めた粟製で。
珍しい夏のお菓子です。菓銘がなんとも素敵です。
・上南かん「稚児の袖」
幼な子が、夏祭りに行く浴衣の袖をイメージして。
当教室でも、文月のお稽古で、上南粉を使った上南かんをあんみつにのせます。
是非、この機会に試していただきたいと思います。
今日は、夏の夜から、明けていく朝までを和菓子で。
和菓子教室 おけや
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