・お干菓子「千鳥、小槌、扇子、梅」
お正月のおめでたいお干菓子を。
年末、大切な人への和菓子の贈り物を、
「ともしび便」と称して、ここ数日、
お篭りして作っていました。
ともしび便①「花びら餅」
包みたてが何より美味しいので、
味噌餡、
ごぼう蜜煮、
求肥を別々にして、
食べる時に包んでもらえるように、
包み方も添えて。
50個作りました。
ともしび便②「けし餅」
上品な白餡と柔らかい求肥を、
プチプチ香ばしいけしの実で包んだシンプル和菓子。
実りある一年になることを願って。
地獄谷みたいにグツグツ
あん出来上がり
ともしび便③「こしあん」
邪気を祓うといわれる小豆。
心をこめてたいたので、届くといいなぁ。
ともしび便④「琥珀糖」
宅急便の締め切り時間ギリギリだったので、
かわいく包装したかったのだけど、、
わぁっとごちゃっと詰めて送りました。
心残り。。
今回、ともしび便をやろうと思ったきっかけ。
久しぶりに聞いた知人の近況が、、
奮闘されながらも、悩みながら暮らしているときき、甘いものでもたべて、にっこりしてほしいなぁと思ったのがきっかけでした。
和菓子が「ともしび」になって、
相手の心をあたためることができたら、
嬉しいなぁと思います。
・いつかの和菓子「ともしび」
娘が通っていた絵本教室の先生から、
たまたま一昨日お手紙が届き、
素敵な詩がそえられていました。
とても素敵だったので、ともしび便のお手紙に、
添えました。
生きる 詩 谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
※詩の一部です。全文素敵なので興味があったら、
是非。
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先日の投稿で、声楽を嗜む妹が、10代の頃はじめて
声楽と出会ったときの「KIRAMEKI」をハッカ味の錦玉で和菓子にしました。
それから、30年後の今の「KIRAMEKI」もアップしたら?と妹から。
ということで、、
・今日の和菓子「煌めき」
様々な経験を積んで、藻塩を利かせた錦玉で。
人生の重みがでますね。ぷ、ぷ、ぷ。
今年の新年のはじまりのお菓子も、
生徒さんの学ぼうとするエネルギーが、放つ美しい光を、柔らかい透明の錦玉で表現しました。
・いつかの和菓子「光」
今年は、この状況、それでもお越しくださる方々。
去年にもまして、エネルギーを感じ、
それは、本当に濃厚な透明の錦玉のごとく煌めいていました。
このキラキラに、本当にパワーを沢山もらいました。心よりありがとうございました。
また、生徒様のご自宅での和菓子作りレポートも
いただきました。↓↓↓
・生徒様の花びら餅
自宅にての試作1回目は、固くなってしまったそう。水分量を調整して2回目でようやく成功したそう。
うっすらピンクも浮かび上がって、とても素敵にできてますね!
この工夫したり、考えたりすること。
そして、和菓子作りへの情熱エネルギー🔥。
これが、自分らしい和菓子となって、惹きつける何かがでてくるのだと思います。
皆さん、どんどん自分らしい和菓子に発展していってほしいなぁと思います。
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さて、今年は、とことん自分と向き合って、
自分のお菓子が変わった年だったように思います。
自分をとりまく環境も変わったり、
褌を締め直す瞬間も何度かありました。
様々がシンプルになることで、
自分からあぶり出されたものは、
心の奥にあったものが、
引き出されただけだと思うので、
とても大切な宝物にして、
和菓子に投影し、
新たな来年を重ねていければと思います。
相手の笑顔を願って「あたたかいもの」を
和菓子にのせて。
今年、教室にお越し下さった全ての生徒様に、
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
また、会場を提供してくださった
ハックルベリーブックス奥山店長、
陰ながら沢山支えてくれた友人達、
本当にありがとうございました。
来年の初投稿は、、
のんびり三が日が過ぎた頃になりますので、、
新たなる年も、
皆さまが、健やかに過ごせますことを、
心よりお祈りいたします。
よいお年を。
感謝を込めて。
今年最後の写真は、手賀沼の青空で!
和菓子教室 おけや
富田 夏絵
★インスタはこちら★→@wagashi_okeya
★★★今後の教室の予定★★★
暫くは、少人数、小規模の教室となります。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
誠に勝手ながら、来年、一月、二月は、教室をお休みさせていただきます。
ご参加を心よりお待ちしています。