和菓子教室 おけや

千葉県柏市にて和菓子教室 おけやを主宰しております。季節の和菓子と皆様を繋ぐ場所になれれば、嬉しく思います。

山紫水明

「山紫水明」。

山は日に映えて紫色に見え、

川の水は澄んで清らかであり、

山や川の景色が美しいこと。

自然の美しさを形容することばですが、とりわけ、

紫は、日本の美しさを表す色のひとつですね。

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今日は、そんな紫の和菓子を二種。

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・今日の和菓子「きぬぎぬ」

平安時代は、「通い婚」。

男性は女性のもとを訪れて、

お互いの衣を重ね、一夜を過ごし、

夜が完全に明ける前のにじんだ感じの紫の空の頃、

切ない別れの時はやってきます。

そんな、また、いつ逢えるのか分からない、

紫の明けゆく朝の空を和菓子に。

 

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昨日の雨散歩。

「傘におちる雨音」

「木に滴る雨音」

雨音も、それぞれで、雨を聴く雨散歩。

なかなかオツでした。

 

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昨日は、白あんを炊いて、、

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ふっわふわで、やわらかい雪平を作りました。

赤ちゃんのほっぺみたいで、気持ちいいです。

 

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・今日の和菓子「幼な歌」

透き通った紫の羊羹の下に、

小さなまるで紅葉手のような雪平。


甥っ子が、、

♬七夕
♬雨降りクマの子
♬カタツムリ

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往年の優しい名曲を歌ってくれたとたん、

私自身も同じく歌っていた子供時代に
タイムスリップした気分になりました。

子供の歌が優しく浸透していって、
時も場所もコロナも忘れてしまいました。。

雨と歌が重なって、いろんな想像をもらいました。

甥っ子には感謝だなぁと、叔母ばかは、思う。

 

尚、インスタにもこのお菓子をのせていますが、

写真の写り方や、湧いたイメージが異なるので、

菓銘も異なったものに。

よろしければ、覗いてみてください。

 

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先日、お散歩をしていたら、、

珍しい羽黒トンボが。

神様トンボともいわれるこのトンボ。

去年の夏。

お世話になった叔母が亡くなった前後でみかけ、

それ以来の出会いです。

今年も叔母がトンボになってきてくれたのかなぁ。

水泳が趣味だった叔母の水着は、派手なエメラルド✨

そして、羽黒トンボの体もエメラルド✨

やっぱり、叔母だろうなぁ。ぷ、ぷ、ぷ。

感謝。感謝。

 

和菓子教室 おけや

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★★★今後の教室の予定★★★

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★長月のお稽古★

9月8日水曜日、20日月曜日(祝日)各日13:00〜。

内容は、蕎麦薯蕷饅頭(栗入り)、秋のねりきり。

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※写真はイメージです。

只今、告知を作成中。しばし、お待ちください。