前回もお話しましたが、
晩夏の沖縄旅行に行ってきました。
家族は、マリンスポーツが一番の目的で、あれやこれやと楽しんでおりました。
かわって、私の一番の旅の目的は、こだわりの黒糖を買うこと。
そして、作っている方にお会いすること。
それは、昔ながらの製法と完全な手作りで黒糖作りを行っている仲宗根黒糖さんです。
とても、ワクワクしながら、お邪魔しました。
仲宗根さん。何て、素敵な笑顔なのでしょう!
飾らない素の美しさに溢れた方でした。
ちょうど、できたての黒糖を割っていたところでした。
仲宗根さんは、偶然出会ったおじいが作った、手作りの黒糖をはじめて食べたとき、衝撃が走ったそうで、この黒糖を作りたいと思い、弟子入りし、当時の仕事を辞め、黒糖作りをはじめたそうです。
その黒糖は、さとうきびの絞り汁を地釜で5時間以上かけて煮詰めていく、100パーセント手作りの昔ながらの製法です。
●仲宗根黒糖さんの地釜
●黒糖出来上がり
切れやすくするため、専用器具で、あたりをつけます。
さとうきびも糸満市の契約農家の畑まで出向いて、収穫、運搬の工程から携わるそうです。
●古宇利島へいく途中のさとうきび畑
沖縄では、わりと、さとうきび畑に遭遇することがありますが、風に揺れ、本当に、ざわわざわわといっているかのようです。太陽を浴びて、これから、まだまだ大きくなるそうです。
●できたての黒糖
作る工程も、ご厚意で見せていただいた上に、貴重な出来立ての黒糖をいただきました!
甘みがしつこくなく上質な甘みで、本当に澄んだお味。コクもしっかりあります。
何より、この暑い沖縄で、地釜で、5時間火をかけて、ずっとねり続けるような仲宗根さんの黒糖作りへの情熱も相まって、
心に沁み入るお味でした。
本当に、ごちそうさまでした。
昔ながらの製法と完全な手作りで、
こだわりの黒糖作りを貫いている仲宗根さん。
飾らない人柄と、黒糖作りへの情熱、
そして、何より優しい笑顔。
お会いして、食べて、
これからは、ずっと、心に沁みる
仲宗根さんの作った黒糖を使いたいと、
心より思いました。
●フクギの並木
さまざまなものに、素であることの美しさを感じる
本当に癒された沖縄の旅でした。
平和に暮らせる毎日に心から感謝して、、、
秋から、また、頑張ります。
和菓子教室 おけや