和菓子教室 おけや

千葉県柏市にて和菓子教室 おけやを主宰しております。季節の和菓子と皆様を繋ぐ場所になれれば、嬉しく思います。

嬉しいいただきもの

毎年、恒例の嬉しいいただきもの。

茨城出身の友人が、栗の産地で有名な岩間の栗をとどけてくれました。

早速、栗きんとんを。

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●栗きんとん「栗名月」

10月の栗名月こそは、お月様を見れるといいなぁという思いをこめて。

岩間の栗で作った栗きんとんは、この上なき幸せの味。

娘達と、おいしーーーを連呼しました。

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●岩間の栗

みてください!この美しい栗を。↑ツヤツヤです。

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●岩間の栗の甘露煮

甘露煮、渋皮煮、きんとん、、、どれを作っても、

おいしくできてしまいます。

また、今年も、立派な栗をありがとうございました。

友人に感謝です。

 

昨日は、十五夜でしたね。

お月様をみようと、犬とお月見を兼ねた夜散歩へ。

しかし、お月様は、みあたりませんでした、、。

帰り道、大きくなった里芋の葉が、すこし冷んやりした風にゆれて、しみじみ秋をかんじました。

月を待って歩いた芋名月の夜、、、諦めて、、

道端の猫じゃらしを拝借して帰りました。

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●松島屋の豆大福

十五夜の昨日、友人が、泉岳寺にある人気の松島屋さんの豆大福を届けてくれました。お月様のようにまん丸の!

お豆の塩気と素朴なあんの美味しさ、勢いがあって生きてるみたいな大福でした。

そして、何より、予約をして、当日中に届けてくれた友人の心遣いが嬉しかったです。

美味しくて福が舞い込むような「嬉しいいただきもの」の数々でした。ごちそうさまでした。

追伸

お月見散歩の最中にも、倒れた木や、あちこちにとんだ枝など、台風の影響がみられました。

千葉南部に住んでいる親戚から、昨日からようやく、電気が通ったと連絡がありました。

本当に大変な時間だったようです。

今回の被害にあわれた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 

和菓子教室  おけや

 

★★★今後の教室の予定★★★

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ご参加、心よりお待ちしております。

重陽の節句

明日、9月9日は、五節句の中のひとつ。

重陽節句ですね。

翁草ともいわれる菊に、不老長寿を祈願して、

菊の節句とも呼ばれています。

和菓子屋さんでも、着せ綿など、

菊のお菓子が沢山ならびます。

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●道明寺製「光琳菊」

丸と点だけで、表現した光琳菊を道明寺で。

作っている時の道明寺のもち米の香りが、

とても、ふくよかで、たまりませんでした。

 

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犬の散歩の時に、出始めのお月様をパシャリ。

満月へ、あと、もうすこし。

今年の十五夜は、9月13日だそうです。

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●塩芳軒  「古都の名月」

和三盆で、こんなに可愛らしいお菓子をみつけました。長月のお稽古で、お出ししたいと思います。

お楽しみに。

 

先日、甥っ子が、電話で、幼稚園で習った俳句を披露してくれました。

「秋深し  隣は何を  する人ぞ」

秋は、本当に、この通りですよね。ふ、ふ、ふ。

 

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道の駅で、今年初の栗を買いました!

さて、さて、何をつくりましょうか?

和菓子にとっても、楽しい季節到来です。

 

和菓子教室   おけや

 

★★★今後の教室の予定★★★

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ご参加、心よりお待ちしております。

★2020年1月19日(日)新潟でのワークショップのお知らせ★

※1月19日のワークショップは、満席となりました。お申し込みありがとうございました。心より感謝申し上げます。

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新潟での三回に及ぶワークショップの最終回

「和菓子を創ろう《礼》~一期一会の気持ち~」のお知らせです。

 

新年を迎えて、寿ぎの和菓子を、手作りしませんか?心を込めた贈り物にもオススメです。

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●花びら餅

年始にいただく吉祥の和菓子です。赤ちゃんの頰のように柔らかい、できたての求肥、野趣溢れるごぼうの香り、自家製味噌を隠し味につくられた味噌あんの甘じょっぱいお味のハーモニーを、是非味わっていただきたいです。

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●きみしぐれ

降ったり止んだりする通り雨「時雨〜しぐれ」。表面の亀裂が時雨(しぐれ)るときの空の様子に似ていることから名前がつきました。中あんは、黒あんと白あんにレモンピールをまぜたものと二種類ご用意します。レモンピールあんの方は、コーヒーと、相性抜群です。

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しぐれぼうず型を使って、和三盆の入った上品なきみしぐれをつくりましょう。

 

日時/2020年1月19日 日曜日 13:00~15:00

参加費/ 2,000円 ※先着20人満席となりました。

会場/三条別院 書院の間 にて

持ち物/ エプロン、おてふき

内容/お菓子は、上記の二種を各二個つくり、そのうち、二個を試食、二個をお持ち帰りします。

申 込 /
ス テ ー ジ え ん が わ( 0 7 0 - 2 8 2 7 - 8 8 8 3 )

 

前回、お出しした佐賀県嬉野茶の新茶は、非常に好評でした。その新茶を熟成させた蔵出し茶もお出しします。

新茶とは、また異なる深みを味わってください。おたのしみに!

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春に仕込んだ自家製味噌も、出来上がりました。味噌あんの隠し味として忍ばせます。

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当日は、五感をフルに使い、楽しく和菓子づくりをしましょう。

三条別院 書院の間という素敵な雰囲気の中、

とても、贅沢な時間となりそうです。

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●三条別院
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●三条別院内部

 

皆様のご参加を、心よりお待ちしております。

心を込めて、最終回をつとめたいと思います。

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《お申込み&お問い合わせ》

三条市ステージえんがわ

TEL   07028278883

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こちらのワークショップは、10月に予定していたもので、先日の台風19号の影響を考え、1月に振替させていただいたものです。

楽しみにされていた方には、大変ご迷惑をおかけしました。

また、今回の台風では、深刻な被害をうけた地域が沢山ありました。皆様の日常が、少しでも早く戻りますよう、心よりお祈り致します。

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和菓子教室   おけや

★最近インスタをはじめました★@wagashi_okeya

★★★今後の教室の予定★★★

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 皆様のご参加心よりお待ちしております。

 

 

涙そうそう

先日の沖縄旅行では、

夜になると、そこかしこで、沖縄の曲のライブが!

そんな曲の中には、「涙そうそう」も。

この曲を聴くと、、、思い出すのは、、、

18歳の時に亡くなった母のこと。

沖縄の海と、夜空を見ながら、音楽に導かれるように、母を思い出しました。

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●黒糖錦玉「一番星」

一番星に祈る  それが私のくせになり

夕暮れに見上げる空  心いっぱいあなた探す

                         〜「涙そうそう」歌詞より〜

 

母亡き後、一人で寂しい思いをした父。

今は亡き、両親の並んでいる写真をみると、

なぜか、父が、少し嬉しそうだなぁと感じます。

二人仲良く空から皆を見守っていて欲しいなぁと思います。

 

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先日、沖縄で、お邪魔した仲宗根黒糖さんの黒糖と、さとうきびの蜜(使用後ですいません)。

その黒糖で作った錦玉に、贅沢にも、サトウキビの蜜でつくった黒蜜をそえて。

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1本のサトウキビを何回も絞るところがある中、仲宗根さんは、サトウキビを絞るのは、一回だけ。

そのこだわりが上質で品のいい甘さに繋がっています。

この黒蜜をかけていただくと、このうえなきしあわせのお味でした。

沖縄に行き、仲宗根さんと、出会えて、本当によかったです。黒糖を使うときは、いつも、あの優しい笑顔が浮かびそうです。感謝、感謝です。

 

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●練り切り「波の音」

キラキラ輝く沖縄の海をイメージして。

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和菓子教室   おけや

心に沁みる味

前回もお話しましたが、

晩夏の沖縄旅行に行ってきました。

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家族は、マリンスポーツが一番の目的で、あれやこれやと楽しんでおりました。

 

かわって、私の一番の旅の目的は、こだわりの黒糖を買うこと。

そして、作っている方にお会いすること。

それは、昔ながらの製法と完全な手作りで黒糖作りを行っている仲宗根黒糖さんです。

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とても、ワクワクしながら、お邪魔しました。

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仲宗根さん。何て、素敵な笑顔なのでしょう!

飾らない素の美しさに溢れた方でした。

ちょうど、できたての黒糖を割っていたところでした。

 

仲宗根さんは、偶然出会ったおじいが作った、手作りの黒糖をはじめて食べたとき、衝撃が走ったそうで、この黒糖を作りたいと思い、弟子入りし、当時の仕事を辞め、黒糖作りをはじめたそうです。

その黒糖は、さとうきびの絞り汁を地釜で5時間以上かけて煮詰めていく、100パーセント手作りの昔ながらの製法です。

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●仲宗根黒糖さんの地釜

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黒糖出来上がり 

切れやすくするため、専用器具で、あたりをつけます。

さとうきび糸満市の契約農家の畑まで出向いて、収穫、運搬の工程から携わるそうです。

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●古宇利島へいく途中のさとうきび畑

沖縄では、わりと、さとうきび畑に遭遇することがありますが、風に揺れ、本当に、ざわわざわわといっているかのようです。太陽を浴びて、これから、まだまだ大きくなるそうです。

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●できたての黒糖

作る工程も、ご厚意で見せていただいた上に、貴重な出来立ての黒糖をいただきました!

甘みがしつこくなく上質な甘みで、本当に澄んだお味。コクもしっかりあります。

何より、この暑い沖縄で、地釜で、5時間火をかけて、ずっとねり続けるような仲宗根さんの黒糖作りへの情熱も相まって、

心に沁み入るお味でした。

本当に、ごちそうさまでした。

 

昔ながらの製法と完全な手作りで、

こだわりの黒糖作りを貫いている仲宗根さん。

飾らない人柄と、黒糖作りへの情熱、

そして、何より優しい笑顔。

お会いして、食べて、

これからは、ずっと、心に沁みる

仲宗根さんの作った黒糖を使いたいと、

心より思いました。

 

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●フクギの並木

さまざまなものに、素であることの美しさを感じる

本当に癒された沖縄の旅でした。

平和に暮らせる毎日に心から感謝して、、、

秋から、また、頑張ります。

 

和菓子教室   おけや

体に沁みる味

夏の終わりの家族旅行へ。

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沖縄にいってきました。

今回の旅の目的のひとつ、

羽田、成田空港の虎屋でしか、売っていない羊羹「空の旅」を買うこと。

15代目社長が、飛行機から見下ろしたパリの夕焼けに感動したことがきっかけで、できた羊羹だそうです。

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出発前に、ゲットできました。

白小豆の上品なお味。色がドラマチックで、何だか色気のある、いつもの虎屋の雰囲気とはいい意味でことなる羊羹でした。

 

読谷村にて、娘たちが、海のアクティビティをしている間、ふと、入ったカキ氷やさん。

メニューをみて、直感で、ここは、絶対おいしい!

ということで、五種類のソースがかかったカキ氷を。

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●旬の県産果実氷

マンゴー、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ、グアバ、パイン、全て県産や、石垣島の無農薬。

食べると、、、もう、酵素たっぷり、細胞がよろこぶようなパワーのあるお味でした。

全て自然の甘みで、じわーっと体に沁み入るような。

 

カキ氷やさんにお話を伺うと、この県産、石垣産の美味しいフルーツの味を生かすため、砂糖は、あまり使わず、切り方もひとつひとつの個性を生かし、お隣同士のフルーツも混ざった時の味の計算をするというとても、考えられた一杯とのこと。常に、一番美味しい形を追求し、日々進化するので、五年前のカキ氷と、いまのカキ氷は、内容が違うそう。

生産者の思いを背負って、素材を感じて、

常に進化する姿勢のピュアさや情熱。

本当に素敵な人と、素敵な一杯に、出会えました。

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読谷村のドラゴンフルーツ

ドラゴンフルーツの花は、夜中から朝方にかけ一回しか咲かないとてもきれいな白い花だそう。ロマンチックですね。

 

残念ながら、残波果実氷店は、オープン6年目にして、9月でお店を閉店されるそう。

このタイミングで、このカキ氷をいただけたこと、本当に幸運でした。

 

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カキ氷やさんの目の前には、ザワワザワワと、サトウキビがゆれていました。

カキ氷やさんと同じく、飾らない素の美しさを放っていました。

 

和菓子教室   おけや

儚い

ここのところ、気温が一段下がり、

儚い線香花火の最後の火のように、

夏の終わりをすぐそこに感じるようになりました。

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●練り切り「儚い」

 

猛暑で、大変な夏でしたが、

夏生まれとしては、夏の終わりを、寂しく思います。

 

しかし、、、秋は、また、和菓子の美味しい季節。

夏のぷるっと、ひやっと、つるっとの和菓子も美味しいですが、

秋の、いも、くり、かぼちゃのほっくりしたものや、

あつあつの蒸し物が、また、楽しい季節です。

特に、栗の菓子は、特別で、気合いが入ります。

 

長月のお稽古では、栗蒸しようかんを作ります。

それならばと、妹が、美味しい栗蒸しようかんを紹介してくれました。

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●松葉屋「月よみ山路」

栗とあんのさかえめを感じないから、絶対たべてみて!といわれ、たべました。

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本当に、さかえめがない!!素晴らしい一体感!!

栗蒸しようかんは、こうあるべきだよと、

妹に言われているようでした。

また、このシンプルな栗蒸しようかんを竹皮で包んで蒸す素朴さも気に入りました。

 

月よみの 光を待ちて  帰りませ

山路は  栗の  いがの多きに。   良寛

 

しおりにあった歌に、菓銘をかみしめ、また、おいしさが増します。月の綺麗な季節に、月を愛でながらいただきたいですね。

ご興味のある方は、ぜひ、召し上がってみてください。とっても、幸せな気分になりますよ。

 

私も、夏との別れを惜しみながら、

より美味しい栗蒸しようかんの試作に励みます!!

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●長月のお稽古の栗蒸しようかん

 

和菓子教室   おけや