先日15日は、皐月のお稽古②でした。
また、父の命日でもありました。
心太が大好きだった父。教室に来ていたかなぁ。
皐月のお稽古「豆かん」
水にに戻した天草。
その天草から作った心太。コリコリ。
塩分量にこだわった塩豆。
仲宗根黒糖さんの黒糖から黒蜜を。
以前、新潟の教室で豆かんを作った時に、
お好きなだけ盛り付けて食べていただきました。
すると、しょっぱい!という方が。
その方のお皿をみると、塩豆の多いこと。
それ以来、お稽古では、黄金比率を必ず、
計ってもらっています。塩梅大事です。
1回目のレッスンでは、、しなかったのですが、
(ごめんなさい🙏)アイデア💡が!
豆大福のあまった生地に塩豆だけをいれ、塩豆餅に。
自宅にて焼いて、砂糖醤油で。
二種の大福を作るので、せっかくだから、生地も二種に。
餅米(上)と餅粉(下)。
餅米の方は、新潟のこがねもち米を使用。ピカピカ✨
違いをみていただき、ご自分の好みを見つけていただきたくて。
豆大福。試作で大島あんの黒糖を多くしてみたら、
とたんに、皮の塩豆とのバランスが崩れたので、
量を一回目のお稽古の量に戻しました。
失敗したものから学ぶものは、忘れないので、
黒糖多めの大島あんも試食でお渡ししました。
妹が毎回調達してくれる「越後姫🍓」を使った、
苺大福六景。
一枚一枚皆さんのお菓子を撮りながら、実は、
皆さんのお菓子をめちゃくちゃみてます👀。
「菓子は人なり」本当にその人が出ているなぁと。
それを見るのが毎回楽しいです。
月3回のお稽古も、生徒さんとの化学反応で、
気づいたこと、違う角度から見えたことを、
ブラッシュアップしたり、、
新しいアイデアがでてきたら加えたり、、
毎回、微妙に内容が変わっています。
皆さんのお声でどんどん進化する当教室。
多くの皆さんの和菓子愛が、
当教室を形作ってくれています。
今回も、いいハーモーニーの中、
楽しく教室を終えることができました。
ご参加の皆様、ありがとうございました。
同じ日に、、、
故郷の【三条祭】が3年ぶりに開催され、地域のみんなが輝いていた!と現地リポーターの妹が(笑)。
道を清める道祖神 天狗様 が60cmの一本下駄を振り下ろしながらカーンカーンと勢いある下駄の音と共に道を清め、その後に約250名 全長2km程の隊列がお神輿を2基連ねて平和を祈りながら市内を練り歩きます。
今年で200年を迎えるこの祭。
伝統と継承。
多くの人の思いが繋がる事によってしかできない偉業が故郷にあることを誇りに思います。
200年前の和菓子と言ったら。。。
今月の和菓子と歴史の話でも出てきました
柏餅(1718年、【御前菓子秘伝抄】にその製法が記されています。)があったと思います。
大名行列の休憩にはきっと振る舞われ食べていたことでしょう。
父の命日は、毎年、この三条祭りの日。
今年は、お祭りに、柏の豆かんに、あっちこっち、
忙しかっただろうなぁ。
命を使い切ることを最後まで見せてくれた父。
その背中をみて始めた和菓子教室。
改めて、みんなの心をあたためるような
和菓子ごとを全うしようと思った日でした。
※8月は、ワンコイン夏休み子供の会(8/10)のみの開催で、通常レッスンはお休みさせていただきます。よろしくお願い致します。
和菓子教室 おけや
★インスタはこちら★→@wagashi_okeya
★★★今後の教室の予定★★★