和菓子教室 おけや

千葉県柏市にて和菓子教室 おけやを主宰しております。季節の和菓子と皆様を繋ぐ場所になれれば、嬉しく思います。

白露〜草の露白し〜

大気が冷えて、露を結ぶ頃、

草におりた露が白く光ってみえます。

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朝夕の涼しさ、夜の虫の音は、

秋の訪れを感じさせます。

 

秋の訪れを感じる秋一番。

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毎年恒例の大好きな「鶴屋吉信 栗まろ」

私は、背筋を伸ばして漆の器で。

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娘達は、雲がプカプカ浮かぶ秋空をイメージして、

カジュアルに空色の器で。


栗まろを、好きな理由。

それは、中にとっても大きな栗が入っているところ。

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一口食べると、幸せで、一気に秋を連れてきます。

栗のお菓子は、和菓子の王様で、夢みたいなものだなぁと、

いつも思います。

まずは、「栗まろ」に秋の幸せもらいました。感謝。

 

秋の風に消えかけた夏が混在するような風が吹く時、少し物悲しいような感じがします。

一言でいうと、残響というイメージです。

そんな空気を纏って、夏、つくりそこねた葛餅を。

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今日の和菓子「くずもち」

出来立てのもっちもっち、ぷっるぷるに、

トロリとした黒蜜と、香ばしい黒豆きな粉をかけて。

葛餅は、寒くなってこたつで、食べるのも美味しいです。 

手作りならではの出来立てを是非。


先日、映画「HOKUSAI」を見ました。

晩年の長野にて、映画上の北斎のセリフですが、、

「この目に言葉が見える。絵を描きたい」

と一心不乱に描いた波の絵。

 

幕府に逆らう絵師は、罰せられるような時代。


あの代表的な波の絵。

その胸中にある鬱積したものが、

何かの強いエネルギーに変わって踏襲されているから、

心を打つのだなぁとあらためて思いました。

そして、長年、描いてきた富士山がとても、小さく、

そして、波にのまれそうになっているところにも、

何か、メッセージを感じます。

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心を描く。

写実的なものだったら、技術を磨けば、

ある程度到達できるのかもしれませんが、、

やはり、人の心を打つのは、その人の心なんだなぁと、

映画「HOKUSAI」を見て感じました。

ところで、北斎の波の絵に触発され、黒蜜を北斎の波のように。

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「KUZUMOCHI」

まねるには、1000年早かったようです、、。

修行します。

 

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新潟から、稲穂の画像が!

稲が黄金色になるちょっと前の、こうべを垂れたグリーン。

秋の始めの美しい瞬間です。


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※ここのところ、携帯の不具合で、メールの通知が届かず、何名様かのメールに気づかず、大変ご迷惑をおかけしました。昨晩、機能を復活させましたが、もし、また、私からのメールの返信がない場合は、お手数ですが、お稽古予約時にお伝えしました携帯の電話番号まで、ご連絡いただけたらと思います。大変、ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。
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