若葉が目に心地よく、
初夏の風が爽やかに薫る季節ですね。
皐月のお稽古で、作る予定だった
思い入れのある「あんみつ」。
寒天が好きだった亡き父の命日に、
あんみつを作ろうと、一念発起。
ツヤツヤこしあん、1時間蒸した塩豆。
棒寒天。水に戻すと何とも美しい琥珀色。
今回、あんみつリサーチに付き合ってくれた親友。
浅草育ち、下町から虎屋まで、いろんなあんみつを食べている人。
彼女の口癖は、「あんみつは、全体のマリアージュが大切。それぞれが一緒になった時の美味しさを考えて作ったら。」と。
ありがたいアドバイスをしてくれました。
ということで、今回、寒天は3種に。
バランスを考えて、天草ではなく、
あえて味の淡い棒寒天を使用し、
上南(もち米の粉)羹、黒糖羹、プレーンなタイプ。
できたてもちもちの求肥。
全てに心をこめた渾身のあんみつが、出来ました!
・今日の和菓子「あんみつ〜若葉の頃」
ひとつ、ひとつが、お口の中で、あわさって、
まさに口福のお味でした。
自分で作っているのですが、
おいしいを連呼してしまいました。
父も喜んでくれたかなぁ。
あんみつを通して、、
マリアージュの美味しさを目指すときは、
想像力がとても大事だなぁと思いました。
普段からアンテナをたてていこう!
来年は、ぜひ、生徒さんと、わかちあいたいです。
その頃は、キャーキャーいいながら、
みんなで食べれるといいなぁ。
必ずリベンジしますね!
楽しみは、先送りする分、
夢がまたひとつ😊ふえますね!
そうそう、あんみつは、仕込みに時間がかかったので、その間にこちらを父に供えました。
ピリッとした木の芽がアクセントに。
今の季節にぴったりのお菓子。
後日、、妹が、そこに味噌をぬればよかったのにと。
たしかに、、。
また、やってみます!
最後は、
足元のシロツメグサ。
四つ葉は、なかなかみつからないなぁ🍀
この季節の緑は、本当に美しいですね。
梅雨に濡れた緑も、また、よし。
和菓子教室 おけや
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