結婚記念日のある今月。それにかこつけ、次女と夫と三人で日帰り京都へ。
そんな、京都で、グッときたシーンを。
まずは、嵐山、渡月橋へ。紅葉はまだまだ。
行きたかった天龍寺へ。
達磨のお出迎え。
龍の襖絵。
後醍醐天皇の尊像を祀る多宝殿へ。
細かな職人の手を感じる細工に、グッとくるポイントが沢山ありました。
尊像の部屋には、虎の襖絵が。とても、尊い気が流れていて、写真は、ご遠慮しました。
帰りに、ふと、みると、達磨の屏風の裏に何やら文字が!!それをみていたら、恐れ多くも住職さまがいらっしゃり、意味を教えてくださいました。
「龍吟虎嘯」とは、龍が吟ずれば霧が起こり、虎がウーッと嘯くと風が生ずる、無心にして互いに呼吸がぴったりの緊張感ある様子だそうです。禅の境地のお言葉を、ありがたく噛み締めました。
住職さまは、禅の師弟関係、夫婦にも例えていました。無心、緊張感、全て失ってます(笑)
心改めて、過ごしたいと思います。
帰り道、参道で、和菓子屋「老松」を発見。
お土産に生菓子を購入。特に、右端の丹波栗の栗きんとん、ほっくりして、栗より栗の今期No.1のお味!!
また、印象的だったのは、観光客が多い中、地元のおばあさんが、「京都では、歩き食べは、だめ」と、定点に立ち、注意してました。
こうゆう方が、京都の美意識を作っているのだなぁと思いました。
その後、南禅寺へ。
だしが美味しいお蕎麦屋さんへ。だし好きは、完飲。
その後、甘味をもとめて祇園へ。
鍵善良房のわらびもち。
茶寮では、みんな、くずきりをたべていました。
娘と、ここは、くずきりだったんじゃない???と。
レジ脇に、奈良の葛粉が売ってたし、入り口にも、筆文字で、「くずきり」って書いてあった!あった!
老松も、「栗きんとん」ってかいてあった!あった!
ここで、私と娘は、入り口の筆文字が一押しだということを学びました。
お土産も買い、日も暮れ、京都駅 宝泉へ。
丹波栗のお汁粉。
入り口の筆文字を娘と猛チェック。
筆文字のものを注文。丹波栗のお汁粉の中に、優しく煮た栗甘露煮が二つ。しみじみと美味しいお味でした。
帰りは、新幹線にて、美しいお弁当。
秋を堪能し、旅のフィナーレにぴったりでした。
京都にいくと、本当に水がおいしいと感じます。
だから、だしも、お茶も、本当に美味しいです。
となると、水を沢山使って作るあんこは、必然的に美味しいです。
そして、旅をする度に感じる、街や人の美意識の高さや、暮らしに溶け込んだ和菓子の文化。
これが、きっと、美しい和菓子を作る礎になっているのだなぁと思います。
ますます、京都旅がやめられなくなります。
宝泉に飾られていた紅葉の扇子
結婚記念に行った京都。
新婚当時は、隣にいても、
すごく、距離が近かったと思いますが、、、
記念日を一年超えるごとに、一センチずつ
微妙にはなれ、いまは、隣にいてもスカスカ(笑)。
でも、それが、個を尊重しあって、とても、心地よい距離感です。
これからは、共にできることは、共に、
しかし、個の時間も尊重しあい、
お互い充実した時間を過ごせたらと、思います。
きっと、いい意味で、子どもとの関係もそうなっているのかなぁと思います。
我が家の家族の関係性は、シーズンでいうと秋に入りました。よき、冬を迎えるため、悔いなき秋を、過ごしたいと思います。
和菓子教室 おけや
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