このたびの新潟、山形の地震で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
一日も早い復興をお祈りしています。
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
今日は、都内に行ったついでに、
わらび餅で有名な一幸庵に、行ってきました。
いつか行きたいと思っていたので、夢が叶いました。
●わらびもち、くず 沢の蛍、くず焼き、
きんとん 七夕、ういろう 青梅
わらびもち!!!いただいて、驚きました。
本当に柔らかい。
あん、わらびもち、きなこが、三位一体になり、柔らかさも同質で、それらが、
お口の中で、すっーーっと溶けて、
すっーーっとなくなりました。
本当にすっーーーっと。
店主が一心不乱に練ったことは、想像できない
みずみずしくてどこまでも優しいわらびもちでした。
今まで、食べたわらび餅では、私にとっては、一番美味しいものでした。
沢の蛍は、くずの下に、道明寺とあんの二層構造、
くず焼きの中には、さわやかな青ゆず、
きんとん、七夕のあんは、柔らかく煮た大納言、
ういろう、青梅のなかには、青梅あんが。
どれを食べても、サプライズがあって、娘達と感嘆の声をあげるのに忙しいくらいでした。
どれも素晴らしい和菓子でした。
また、店内には、昔の和菓子の型が飾られ、
いま、現在お店で使用しているお干菓子の型も所狭しと飾ってあり、ワクワクがとまりませんでした!!
そして、壁には、江戸時代の和漢三才図会の和菓子が飾ってあり、店主の奥深さをひしひしと、かんじました。
また、三階にギャラリーがあるとのこと。
階段をのぼると、本棚が。
おそらく、店主のものであろう沢山の本、本、本。
ことばの本、和歌の本、ケーキの本、武士道の本、、、、。まだまだ沢山の本。
これも、努力の1つに見え、申し訳なくて、本棚の写真は、とっておりません。じっくりみるのも悪いので、そおっと通り過ぎました。
店主の水上さんは、色気のある和菓子作りを心がけているそうですが、それを生み出すための様々な見聞や努力を、この本棚から垣間見る気がしました。
包装紙の下には、丹精込めて練って練って練り倒したわらびもちの説明文と、青梅の紹介のしおりがありました。青梅は、古今集の和歌を添えてありました。
「梅の花 さきてののちの みなればや
すきものとのみ 人の言ふらむ」
どれだけのことを考えて、和菓子を作っているのでしょうか。
実際に、行って、みて、たべて、
本当に勉強になりました。
私の大好きなねじり草がお出迎えしてくれました。
嬉しかったなぁ。
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
文月のお稽古が満席となりました。
申し込みありがとうございました。
和菓子教室 おけや