和菓子教室 おけや

千葉県柏市にて和菓子教室 おけやを主宰しております。季節の和菓子と皆様を繋ぐ場所になれれば、嬉しく思います。

春となり

冬から春への和菓子の色は、

自然の中の色と同じで、

全てが枯れ茶色一色から、白、少し芽吹いた緑、そして花が咲くピンク、黄色と、華やいでいきます。

枯れた単色の世界があるからこそ、いろいろと感じ、

緑を見つけた時の喜びがあり、

そして、華やいだ色が本当に綺麗に美しく感じられます。

 

さて、もうすぐ、立春ですね。

我が家では、立春を過ぎると、

お雛様を飾ります。

そのお雛様のお菓子といえば、

ひちぎり、桜餅、桃の練り切りなどを作ります。

f:id:wagashi-okeya:20190120091808j:image

こなし製「ひちぎり」  「桜餅」

 

3月3日は、上巳の節句で、宮中では、もともと厄払いする日であったようです。

禊をしに、海にでて、その時にあこや貝が沢山でているので、ひちぎりは、そのあこや貝をかたどったお菓子といわれています。

また、野に出て草をつむ日で、草の強い香りが、悪いものを除くと考えられたようで、厄除けの意味で、草餅を食べる風習もあったようです。

 

宮中の上巳の節句からはじまった雛祭り。

「ひちぎり」は、関西では、ポピュラーな雛菓子です。

見た目も可愛らしいので、お雛様には、ぴったりの和菓子ですね。

 

和菓子教室 おけや の如月のお稽古では、

練り切りで桃をつくります。

f:id:wagashi-okeya:20190120093335j:image

また、熟練の職人さんが心を込めて、丁寧に作ったお雛様の和三盆も、手に入ったので、そちらも、お出しします。口の中ですっと溶けて、本当に美味しい本物のお味です。お楽しみに。

如月のお稽古は、ひな祭りの気分満載で、教室を行いたいと思います。

楽しい時間になりますように。

 

和菓子教室  おけや