和菓子教室 おけや

千葉県柏市にて和菓子教室 おけやを主宰しております。季節の和菓子と皆様を繋ぐ場所になれれば、嬉しく思います。

スランプの原因は!?

ここのところよく作っている水羊羹。

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毎年、私の水羊羹を食べている私の妹と、娘二人は、水羊羹については、特に厳しい目をもっています。

その三人が、口を揃えて、去年までと味が違う、口どけは、いいけど、甘さが強い、、。

レシピの配合も、一緒なのに、なぜだろう?

去年と変えたこと、、、。

そうだ!

去年の9月から、生あんをこすときのコシキの目を60メッシュから100メッシュにかえたこと!

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●こしき100メッシュと60メッシュ

100メッシュに変えることで、口どけは、段違いによくなりましたが、その分、豆の廃棄量が多くなり、豆の味がしなくなり、同じ砂糖の量でも、甘さが伝わりやすくなりました。おそらく味が変わった原因は、「豆の風味がしないこと」でした。

 

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夏の間に、あんの見直しをはかりたいと思います。

豆の風味のあるあんと水羊羹を目指して。

そして、つくるものによって、あんのキメの細かさを変え、豆の風味の強弱も変えようと思います。とにかく、心を込めて、おいしいあんこを作りたいです。

やはり、あんこは、和菓子の命ですね。

 

さて、昨日は、夢の国へ。

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夢の国の暑さは、

おばさんには、こたえました。

しかし、新しいアトラクションのソアリンは、

会場が拍手で溢れるほどの素晴らしい、

今まで体験したことのない、五感をフルに刺激するワクワクする経験でした。

機会がありましたら、本当に本当にオススメです。

3時間半ならびましたが、、、。

こうゆう、人の文化を変えるものを作る人達って凄いなぁと、心底感動しました。

やっぱり夢の国でした。

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●ひまわり畑の先にソアリンに並ぶ行列、、、。

 

和菓子教室   おけや

 

お盆のおみや

お盆は、普段会えない親戚に会うことが多いので、手土産を買いに行きました。

 

久しぶりに、ビ、ビ、ビ、の出会い。

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●五郎丸屋  季節の薄氷 「浴衣」

 涼しげなお菓子ですね。ちなみに、柄は朝顔

朝顔は、秋の季語だそうです。

何より、洒落てます!!!

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この薄氷、割れないように、上下に厚い綿が入っていました。お客様への心配りと、和菓子への愛情をひしひしと感じました。

 

お次は。

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●金沢  諸江屋  お干菓子

なんて、品のいい撫子でしょうか?

しかも、菓銘が洒落ています。

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「十二ケ月」、、、。

想像を掻き立てる菓銘ですよね。

 

季節をとらえて、

想像の余地を残して、、、

遊びがあって、洒落ている。

和菓子は、こうだよ。と、教えられるようです。

この二つの和菓子を見つけた時は、まさに、

ビ、ビ、ビでした。

ご先祖さまを供養し、また、お盆の団欒のひと時を、更に和やかにしてくれたらなぁと想いを込めて、贈りたいと思います。

 

昨日から、秋の和菓子の試作を始めましたが、

この大事なことを胸に、一歩先の季節に想いを馳せて、和菓子作りをしたいと思います。

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●秋の空

 

和菓子教室    おけや

今、この時。

昨日の犬の散歩は、少し風が出てくる夕方に出発。

帰りは、日が暮れました。

すると、夜空には、とっても綺麗な月が。

秋は、月が綺麗な季節。様々な形を楽しめますね!

そんな風に、すこーしずつ、秋を感じながらも、

この時期ならではの水羊羹を、まだ食べたい、、。

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●水羊羹

我が家では、夏の人気の和菓子が、豆かんと、水羊羹。その喉越しや食感も魅力ですが、

やはり、この蝉がジリジリなくような暑い時期の期間限定ということも大きいと思います。

彼岸花が咲く頃には、似つかないかなぁと思います。

 

少しずつ、そぉっと本格的な秋は、近づいてきていますが、あともう少し、水羊羹を楽しんで、別れを惜しみたいと思います。

 

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●妹便 水羊羹、抹茶水羊羹、蓮子餅、豆かん

妹も、喉越しのよい冷たい和菓子が、大好きなので、秋が本格的に訪れる前に妹便をおくります!妹は、水羊羹の角と切り口を大事にするので、型ごと。

水羊羹愛強し、、、。

 

巡る季節の中で、今、この時の和菓子を、

逃さず、作り、いただきたいと思います。

 

和菓子教室   おけや

立秋

まだまだ、暑い日が続きますが、立秋となりました。

本格的な秋への準備期間といったところでしょうか?

気分だけでも、秋の和菓子を。

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●きんとん製「秋めく」

 

夕方の風は、すこーしずつ、

秋に近づいているような優しい風に感じます。

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●夕方の散歩で、風にゆらゆら揺れるお花

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●夏と秋の間の夕暮れ

 

以前、長女が、修学旅行で行った京都。

班で自由行動の時、都路里本店で抹茶パフェを食べる予定でしたが、時間がなくて、寄れなかったそう。

叶わなかった小さな夢のリベンジに、、家族でその年の8月の終わりに京都にいきました。

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●長女念願の都路里本店の抹茶パフェ。

 

その時は、立秋をとうに過ぎていましたが、

汗がだくだく出るほど、暑い日で、

感覚的には、夏のような日でした。

汗だくで入った店内に、ふと、目をやると、もみじの器がさり気なく飾ってありました。

京都のこういうところが、すてきだなぁと、

しみじみ感じいったことを、立秋にちなんで、

思い出しました。

 

追伸

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都路里の帰りに建仁寺に。

お手洗いにいく途中に、さりげなく鎮座した

とってもいいお顔が、忘れられません。

あぁ、秋の京都に行きたいものです、、、。

 

和菓子教室   おけや

夢瓢

先日、病気を克服し、元気になった友人に会いに行きました。命と真剣に向き合ったからこその、光り輝く友人の笑顔が、素敵でした。

今まで、無病息災ということで、祈りを込め、無病で六つの瓢箪の和菓子をつくりましたが、今回、友人の笑顔をみて、瓢箪の和菓子を心を込め作りました。

 

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●錦玉「夢瓢(むびょう)」

これからは、健康で沢山の夢のある人生をあゆんでほしいです。

 

友人が素敵なお店を紹介してくれました。

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甘いとうもろこしのお椀。波模様のお椀の蓋の裏には!

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お店自慢の八寸。

蓮の葉の上に盛り付け。瓢箪の中には蓮根が!

西瓜の寒天も、箸休めに爽やかでした。

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蓋をあける前に、溜めをつくり、、、蓋を開けた瞬間。ふわっーと鮎の香り満載。夏ですね。

この溜めが、ワクワク感を誘いました。

この手法は、教室にて、蒸し立てのお饅頭の蒸籠の蓋で、できるなぁと思いました。ふ、ふ、ふ。

 

写真のお料理は、一部ですが、すべてのお料理が、五感を刺激するもので、細胞のひとつひとつが喜ぶような美味しさでした。

また、会話、器、室礼、サービスの距離感など、学びがあり、おもてなしという形で私が受け止めた感情を、是非、和菓子教室で、少しでも生徒さんに味わっていただけるようにしたいと心から思いました。

 

その後は、赤坂の虎屋菓寮へ。

ラッキーなことに、

土曜日限定、赤坂店限定、

貴重価値の高い白小豆使用、

賞味期限翌日というどこを取っても、

特別感満載の限定白小豆羊羹「月の暁」にありつけました。

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●友人が頼んだ    白小豆羊羹「月の暁」

白小豆のみっちりつまった羊羹のところどころに、白小豆そのものが、ちりばめられ、贅沢で、上品で、奥深いお味でした。

とっておきの贈り物に、オススメです。

 

今回、食べることが好きな友人と過ごす時間は、格別なものでした。

そのストーリーや、食べる相手によって、その時は、より豊かなものになるなぁと実感しました。

これからも、美味しいものを沢山食べれるように、お互い健康でありたいと願います。

 

さて、四つ葉のクローバーのこたえ。

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みつけられましたか?

幸せのおすそ分けでした。

鮮やかなグリーンの洋服が似合っていた友人ですが、

四つ葉のクローバーにあやかり、

幸せな時を満喫してほしいと思います!!!

 

追伸

感謝を込めて、お礼のお葉書をかきました。

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和菓子教室   おけや

今日のおみや

朝から、暑いですね。

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●抹茶水羊羹

暑気払いに、つるっと喉越しのよい抹茶の水羊羹をたべたくて、つくりました。

 

さて、今日は、久方ぶりの友人に会いに行きます。病気を克服して、元気になった姿をみれるのが、楽しみです。とっても、素敵なお店を予約してくれたようで、そちらも楽しみです!

 

今日のおみや。

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●抹茶水羊羹と豆かん

豆かん、、、今年何回つくったのだろうか?

夏越の祓えの祈祷した天草なので、無病息災の祈りも込めて。

 

さて、幸せクイズ。

この中に四つ葉が、一枚あります。

探してみてくださいね!

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答えは、次回のブログで!

それでは、よい一日を。

 

和菓子教室  おけや

できたてが一番

寒の入りの頃の季語に「葛晒す」とあります。

厳冬の空気も冷たく、寒の冷たい水がでる時期に、葛のデンプンを水に晒して、何度も水をかえて、不純物を取り除き、真っ白な葛を作るそうです。

真冬の水仕事で、作った葛。

ありがたく使いたいです。

今日は、有名な葛の産地の吉野葛を使って。

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●葛まんじゅう

葛は、出来立てが一番!

時間が経つと白濁し、固くなります。

美味しいうちに食べれるのは、手作りの特権です。

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いつも、美味しい福島のきゅうりをくださる福島出身のご近所さんに、蓮子もちと、葛まんじゅうのおすそ分け。

福島のきゅうりって、、、本当においしいです。

 

さて、先日、柏市ハックルベリーブックスさんにて、古本を購入しました。

なんと鳥獣戯画の巻物のミニチュアです!

しかも、四巻分!

とても、お手頃価格でした。

秋の和菓子で、ちょっと使おうと思っています。

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鳥獣戯画巻物  ミニチュア

 

ハックルベリーブックスさんは、すてきな古本も取り扱っています。

夏休みの課題などにも、オススメですよ。

 

和菓子教室   おけや