和菓子教室 おけや

千葉県柏市にて和菓子教室 おけやを主宰しております。季節の和菓子と皆様を繋ぐ場所になれれば、嬉しく思います。

夢瓢

先日、病気を克服し、元気になった友人に会いに行きました。命と真剣に向き合ったからこその、光り輝く友人の笑顔が、素敵でした。

今まで、無病息災ということで、祈りを込め、無病で六つの瓢箪の和菓子をつくりましたが、今回、友人の笑顔をみて、瓢箪の和菓子を心を込め作りました。

 

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●錦玉「夢瓢(むびょう)」

これからは、健康で沢山の夢のある人生をあゆんでほしいです。

 

友人が素敵なお店を紹介してくれました。

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甘いとうもろこしのお椀。波模様のお椀の蓋の裏には!

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お店自慢の八寸。

蓮の葉の上に盛り付け。瓢箪の中には蓮根が!

西瓜の寒天も、箸休めに爽やかでした。

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蓋をあける前に、溜めをつくり、、、蓋を開けた瞬間。ふわっーと鮎の香り満載。夏ですね。

この溜めが、ワクワク感を誘いました。

この手法は、教室にて、蒸し立てのお饅頭の蒸籠の蓋で、できるなぁと思いました。ふ、ふ、ふ。

 

写真のお料理は、一部ですが、すべてのお料理が、五感を刺激するもので、細胞のひとつひとつが喜ぶような美味しさでした。

また、会話、器、室礼、サービスの距離感など、学びがあり、おもてなしという形で私が受け止めた感情を、是非、和菓子教室で、少しでも生徒さんに味わっていただけるようにしたいと心から思いました。

 

その後は、赤坂の虎屋菓寮へ。

ラッキーなことに、

土曜日限定、赤坂店限定、

貴重価値の高い白小豆使用、

賞味期限翌日というどこを取っても、

特別感満載の限定白小豆羊羹「月の暁」にありつけました。

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●友人が頼んだ    白小豆羊羹「月の暁」

白小豆のみっちりつまった羊羹のところどころに、白小豆そのものが、ちりばめられ、贅沢で、上品で、奥深いお味でした。

とっておきの贈り物に、オススメです。

 

今回、食べることが好きな友人と過ごす時間は、格別なものでした。

そのストーリーや、食べる相手によって、その時は、より豊かなものになるなぁと実感しました。

これからも、美味しいものを沢山食べれるように、お互い健康でありたいと願います。

 

さて、四つ葉のクローバーのこたえ。

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みつけられましたか?

幸せのおすそ分けでした。

鮮やかなグリーンの洋服が似合っていた友人ですが、

四つ葉のクローバーにあやかり、

幸せな時を満喫してほしいと思います!!!

 

追伸

感謝を込めて、お礼のお葉書をかきました。

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和菓子教室   おけや

今日のおみや

朝から、暑いですね。

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●抹茶水羊羹

暑気払いに、つるっと喉越しのよい抹茶の水羊羹をたべたくて、つくりました。

 

さて、今日は、久方ぶりの友人に会いに行きます。病気を克服して、元気になった姿をみれるのが、楽しみです。とっても、素敵なお店を予約してくれたようで、そちらも楽しみです!

 

今日のおみや。

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●抹茶水羊羹と豆かん

豆かん、、、今年何回つくったのだろうか?

夏越の祓えの祈祷した天草なので、無病息災の祈りも込めて。

 

さて、幸せクイズ。

この中に四つ葉が、一枚あります。

探してみてくださいね!

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答えは、次回のブログで!

それでは、よい一日を。

 

和菓子教室  おけや

できたてが一番

寒の入りの頃の季語に「葛晒す」とあります。

厳冬の空気も冷たく、寒の冷たい水がでる時期に、葛のデンプンを水に晒して、何度も水をかえて、不純物を取り除き、真っ白な葛を作るそうです。

真冬の水仕事で、作った葛。

ありがたく使いたいです。

今日は、有名な葛の産地の吉野葛を使って。

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●葛まんじゅう

葛は、出来立てが一番!

時間が経つと白濁し、固くなります。

美味しいうちに食べれるのは、手作りの特権です。

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いつも、美味しい福島のきゅうりをくださる福島出身のご近所さんに、蓮子もちと、葛まんじゅうのおすそ分け。

福島のきゅうりって、、、本当においしいです。

 

さて、先日、柏市ハックルベリーブックスさんにて、古本を購入しました。

なんと鳥獣戯画の巻物のミニチュアです!

しかも、四巻分!

とても、お手頃価格でした。

秋の和菓子で、ちょっと使おうと思っています。

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鳥獣戯画巻物  ミニチュア

 

ハックルベリーブックスさんは、すてきな古本も取り扱っています。

夏休みの課題などにも、オススメですよ。

 

和菓子教室   おけや

 

大暑

梅雨も明け、夏らしい暑さになりましたね。

盛夏にどうしても、

食べたくなる和菓子を作りました。

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●蓮子もち

蓮粉のぷるるん、つるっとした食感。

ミネラルたっぷりの黒糖のこくと、

和三盆の上品な甘さ。

暑い夏に、体に沁み入る

夏のおたのしみの和菓子のひとつです。

来年は、是非、教室でも!!

ぷるるんとしたこのたまらない食感を、

生徒さんと、あじわいたいです。

 

先日のサイクリング途中の地元手賀沼の風景。

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手賀沼の蓮の花。一生懸命に咲いていました。

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夕暮れの手賀沼のひまわり。夏生まれとしては、ひまわりをみると心が騒ぎます。

 

夏の和菓子に、夏の景色。

いま、この時を感じながら、

アンテナをはりめぐらせて、

日々を過ごしたいです。

 

追伸

蓮の実ごはんも、おいしいですよね!

 

和菓子教室   おけや

エネルギーチャージ

先日、和菓子と歴史のワークショップの帰りに、千葉市美術館で開催されている魯山人展にいってきました。

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展示をみて知ったのですが、

魯山人は、尾形乾山に、

影響を受けているとのこと。

私は、尾形光琳、乾山兄弟が大好きなので、

心の中が踊るようでした。

素晴らしい魯山人の作品の中で、

何点か乾山の作品もあり、、、

今では、到底だせないような鮮やかな色の器も。

また、最後のお部屋の魯山人の縁の書家の書は、

ただならぬエネルギーを発し、

何かを語りかけてくるような作品でした 。

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この魯山人展では、時代をこえて、美しい器を通し、

作者の魂みたいなもの、沢山のエネルギーとパッションをビンビン受け取りました。

もはや、器ではなく、心をみているような感覚に陥りました。

仁清、乾山の器に触発された、魯山人の器、、

この触発のリレーは、見に来る方それぞれに繋がっていくのだなぁと実感しました。

 

また、この千葉市美術館では、たまたまかもしれませんが、観覧者が少なく、ひとつひとつを、じっくり見ることができました。

ご興味のある方には、本当におススメです。

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かわって、夏休みの娘たちのおやつ。

豆かんの黒みつのため、沢山仕入れた八重山の黒糖で。

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●がんづき

黒糖のコクがきいた素朴なほっこりする蒸しものです。

気取らないお三時にぴったりです。

 

和菓子教室    おけや

夏といえば、、、

夏といえば、、、

やはり、かき氷!!!

ということで、虎屋赤坂店へ次女と。

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●宇治みぞれ  白玉付き

抹茶の渋く深い味わいに、上品な白小豆のつぶあん、プルプルピカピカの白玉。

天に召されそうな美味しさでした。

どこをとっても美味しい幸せのお味でした。

 

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赤福 の かき氷 

ただ、次女の中では、去年、お伊勢参りしたときの、外宮 門前の赤福のかき氷を超えるものがないそうです。

軟水のふわふわの柔らかい氷に、かき氷用に作られた赤福が中に入り、食べたらすっと消える最高のかき氷。お昼にたべ、参拝をすませ、閉店間際に二杯目を食べにいった程です。お水も大事な材料のひとつで、神々しさも、味に含まれていたのでしょう。

 

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さて、虎屋赤坂店の地下のギャラリーでは、虎屋の創業から今日までのストーリーを、絵巻でつづり、とても、わかりやすく、楽しくみることができました。

貴重な白小豆は、群馬にて栽培されていることまで、絵巻となっていました。

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●お土産の生菓子    

葛製「島糖菓」、粟製「撫子」、道明寺製「巻水」

夫、長女へお土産の生菓子。

前回は、葛に餡をまぜる水羊羹製を、いただきました。

今度は、新引粉を加えた粟製、葛に黒糖を加えた葛製と、出来立てが一番の葛でこんなに様々な表現ができるなんて流石ですよね。じっくり味わいたいと思います。

 

売り場の一角に興味深いものを見つけました。

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徳川慶喜の注文したお菓子「出汐」だそうです。

 

また、お手洗いにいく途中には、絵図帳が。

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「春の夢」は、白と焼印の茶だけで、麗らかな春を表現しているとても、好きな薯蕷饅頭なので、少し、興奮しました。

今日も、刺激を沢山頂いた虎屋赤坂店でした。

ありがとうございました。

 

菓寮の待ち時間に行った豊川稲荷

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ありがたい、いいお言葉です。

お後がよろしいようで。

 

和菓子教室  おけや

夏祭り

夏祭りの季節となりました。

娘たちが小さい頃、お祭りの金魚すくいで、すくった金魚を育てましたが、娘たちの成長を見守るかのように随分と長生きしてくれました。

そんな思い出とともに、錦玉を作りました。

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錦玉「金魚すくい

 

夏祭りの思い出といえば、、、

町会の夏祭りで、焼きそばを担当したことがありました。鉄板の熱、人の熱気で、人生において、一番汗をかいたように思います。(笑)

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●「稚児の袖」

幼な子が、お祭りに行く浴衣の袖をイメージして。

浴衣、金魚すくい、かきごおり、

やきそば(笑)、、、

たのしい夏祭りの時期ですね。

 

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●「土用餅  白餡」

今日は、土用の入りです。

土用の入りの日に、土用餅を食べることで、暑気や厄を払い無病息災で過ごせるといわれています。

本来、小豆が邪気を払うといわれていますが、今日は、上品に白あんで。

暑気払いの和菓子は、沢山ありますが、それ程、昔は、無病息災で、夏を越すということは、大変なことだったのでしょう。

今、こうして健康に過ごせることに感謝し、

土用餅をいただきます。

 

和菓子教室    おけや