先日、夕方になってしまった犬の散歩。
夕焼け空が、あまりにも綺麗で、
はっとしました。
●錦玉「焼くる空」
錦玉、みぞれかんのトリコロールを
夕焼け空に見立てて、
塩豆で、ツバメをイメージ。
空の美しさに、どうしても、この和菓子を
作りたいという衝動にかられました。
心を打たれる景色でした。
犬との散歩をすることで、
同じ場所でも、季節、時刻によって、
一瞬のうちに様々な表情に変化することを
知りました。
愛犬に感謝です。
ありがとう。
和菓子教室 おけや
お天気がぼんやりの今日。
涼しげなみぞれかんを作りました。
●みぞれかん「青梅」(断面)
青梅でさっぱりと甘酸っぱい味が、
みぞれかんに、アクセントを与えます。
さて、はやいもので、明日から6月ですね。
6月は、蛍のシーズン。
暗闇の中で、蛍が飛び交う姿は、
とても、幻想的です。
その蛍の異名は、「朽草」だそうです。
土の中でさなぎになり、枯れ草の下からでてくるので、昔の人は、朽ちた草が蛍になったと思ったようです。
●みぞれかん「朽草」
道明寺粉を、寒天でかため、
中には、こし餡をしのばせています。
食べてみると、
冷製椿もちのようなイメージでしょうか?
これからの季節は、
冷え冷えぷるんの和菓子が、
おいしいですね。
和菓子教室 おけや
お正月に、紅白のこなしで、瓢箪を6つ作り、
六瓢(無病)という菓銘をつけました。
病気になった友人への精一杯のエールとして、
心を込めて、作りました。
季節はかわり、、、
錦玉で青瓢をつくりました。
●錦玉「六瓢(無病)」
和菓子を通して、
祈りをこめて、
精一杯のエールです。
いつも、祈っています。
甘い錦玉ですが、
塩豆が入ることで、
塩気がアクセントになり、
メリハリのあるお味です。
ほんの僅かな道明寺を加え、
水滴にみせています。
何より、キラキラした錦玉は、
涼しげで、これからの季節にぴったりですね。
友人にも、キラキラした人生を歩んでもらいたいです。心より願っています。
和菓子教室 おけや
先日は、春の大嵐で、
皐月のお稽古が中止になり、
生徒様には、大変ご迷惑をおかけしました。
私も、沢山の楽しいことや、お話を、
用意していたので、とても、残念でした。
水無月のお稽古は、せめて、しとしと雨で、
あってほしいと願います。
皐月のお稽古で、お出ししたかった新茶を何種か、
ご用意します。お楽しみに。
●水羊羹
季節はずれの暑さには、やはり、水羊羹。
手作りの餡で、細かいこしきでこして、
丁寧に作ると喉越しのいい最高のおやつになります。
エッセイの題材にするほど水羊羹が大好きだった
向田邦子さん。
そのエッセイ「水羊羹」で、水羊羹の命は、、、
「宮本武蔵か眠狂四郎が、スパッと水を切ったらこうもなろうかというような鋭い切り口」や「薄墨色の美しさ」と、述べています。
水羊羹をつくると、いつも、向田邦子さんのこの言葉が浮かんでしまいます。
ここまで、水羊羹を愛して、
心をこめて作り、
器、お茶、BGMにまで気を配って、
心していただきたいものです。
★お知らせ★
●水無月のお稽古は、満席となりました。
ありがとうございました。
残り2席となりました。
ご参加心よりお待ちしております。
和菓子教室 おけや
さて、明日は、皐月のお稽古です。
●練切茶巾しぼり「花しょうぶ」練切「落とし文」
古来、秘密の手紙を道に落としてこっそり相手に渡した〝落とし文″。くるりと巻いた葉をホトトギスが落とした文に見立てたそうです。
おけやの、落とし文には、恋文ではなく、よもぎをしのばせました。
●新茶「知覧茶」
また、この時期だからこそのとっておきの新茶を、何種かお出しします!おたのしみに。
先日、いつもお世話になっているギャラリーの方に、懐紙みたいなお皿があればなぁというお話をしていたら、作家さんに、お願いして作ってくれました。本当にありがたいです。
早速、今月から、生徒さんの試食のお皿として登場します!
明日は、緑の和菓子、よもぎ、新茶と、緑満載。
風薫る季節の中、五感を使って楽しく和菓子作りをしましょう。
お天気は、下り気味の様子。
足元に気をつけてお越しください。お待ちしています。
今日のお十時。
●虎屋の期間限定の珈琲羊羹
珈琲とどら焼きがあうように、
珈琲とあんこは、
長年連れ添った夫婦のような自然な相性。
おいしい。満足🎶
ホッと一息のお十時でした。
和菓子教室 おけや
ここのところ、
新しくしたパソコン作業におわれ、、、
久しぶりのブログです。
先日の15日は、
去年亡くなった父の命日でした。
●錦玉「星空」
毎年必ず5月15日に開催です。
去年は、父が亡くなった日に、街は、
紅白幕とお神輿でとても賑やかで、
父は、花道の中を旅立ったんだと、
残された家族で話をしました。
今年のお祭りの紅白幕に飾られた街。
毎年、この華やかな日に父を思い出すなんて、
本当に最高だなと、思いました。
きっと、空の上で、神輿を担いでいるのではないかなぁと、思います。
●豆かん
ところてんが好きだった父をしのんで。
天草から作ったところてんに、
手作りの塩豆をそえ、手作りの黒蜜をかけて。
バタバタしていて、
夕方になってしまった先日の犬の散歩。
夕日が、田んぼの水面に反射して、
思いがけず綺麗な景色でした。
さらには、カエルの合唱も聞こえました。
帰り道は、日が落ち、星空となり、
父と、新潟の原風景を思い出しながら、
帰りました。
さて、来週の火曜日は、
皐月のお稽古です。
よし。準備、準備。
和菓子教室 おけや